光造形3Dプリンターのノウハウ

光造形3Dプリント運用メモ

光造形3Dプリント運用メモ

※ 見つけた方は、こっそり使ってください。
※ 写真例は Saturn 2 を使用していますが、本質は変わりません。


基本原則

  • レジンは温度管理がすべて
  • 紫外線(陽光)は敵
  • 一度使ったレジンは「新品」ではない

レジンの取り扱い

温度管理

  • レジン温度は 25℃以上 を必ず確保すること
  • 低温状態での印刷は、ほぼ確実に失敗します

紫外線(陽光)対策

  • レジンは 陽光で変色 します
     → 直射日光・窓際に置かないこと
  • レジンは 陽光で成形品質が劣化 します
     → ビルドプレート側に残ったレジンが劣化し、造形途中で脱落するケースがあります

レジンの再利用ルール(重要)

  • 使用済みレジンを新品のレジンボトルに戻さないこと
    • プリンタで利用した場合、必ず微量のUV漏れが発生します
    • 一度でも使用したレジンは
      中途半端に変質・劣化したレジンです
  • 新品レジンとは 混ぜない/戻さない
  • 例外として
    • 同一配合・同一ロットの調色済みレジンへの継ぎ足しのみ可

レジンの調色

調色時の注意

  • プリンタのタンク内で直接混ぜないこと
    • フィルム損傷の原因になります

調色用容器の役割

  • 量る
  • 混ぜる
  • 短期間保管する

必須条件

  • 材質:ポリプロピレン(PP)
  • 蓋つき推奨(トラブル対策)

印刷前チェック

プリンタ設定

  • ゼロ点出し
     → 公式マニュアルに従うこと
     ※ 一度決めたら、問題が出るまで触らない
  • レジンタンク/ビルドプレートの締結確認

USBの扱い

  • USBの抜き差しは 必ず電源OFF状態で
  • 電源ON中に挿抜すると
    USBを認識しない不具合が発生することがあります

フォルダ構成

  • 例: ローカル / ○○フォルダ / データ
  • フォルダ階層内に対象フォルダが存在すれば、
    どこにデータを置いても読み込み可能な挙動をします

印刷開始前

  • レジン温度 25℃以上 を確認
  • 失敗が確定した時点で 即中断・終了

印刷中の注意

  • 中断操作はしない
    • 途中停止 → 断面が荒れ、ほぼ確実に失敗します
    • 気になる気持ちはわかりますが、我慢
  • 印刷ミスを発見した時点で 即終了


印刷後〜養生

基本ルール

  • ビルドプレートに付けたまま 放置しない
  • 取り外し後、作業を中断しない

作業時間の目安

  • 30分以内
  • ここは製造工程の心臓部
  • 中断=失敗につながります

製品の取り外し・洗浄

洗浄の考え方

  • 洗浄は最低限
  • 製品を 水にさらすともろくなります

外しにくい場合

  • ビルドプレート先端部分までを
    お湯で部分洗浄するのは可

洗浄時の注意(重要)

  • プリンタは錆びます
  • 「水洗いレジン」という表現は
  • 金属部品は非常に錆びやすい

対策

  • 濡れた箇所は 即拭き取り
  • キムワイプ使用(必須)
    • キッチンペーパーは毛羽が残るためNG

対象部位

  • ビルドプレート
  • レジンタンク

フィルムの扱い

  • 優しく拭う
  • 引っかき傷・強い押し込みによる変形に注意

乾燥

  • 水滴が残っていないことを確認

二次硬化(UV照射)

  • 弱く
  • 長く
  • 背面からも照射できる構造にする

一気に当てない。焦らない。

まとめ

  • レジンは温度がすべて
    25℃未満=失敗前提。例外なし。
  • 紫外線は常に敵
    直射日光・窓際・放置は劣化と脱落の原因。
  • 一度使ったレジンは新品ではない
    新品ボトルに戻さない。混ぜない。甘えない。
  • 印刷中は触らない、止めない

結論

レジン印刷は技術ではなく運用です。
「たぶん大丈夫」は、だいたい失敗します。

——以上。
見つけた人は、こっそりでどうぞ。

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